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2009年10月25日 (日)

戦国大合戦

 先日「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ あっぱれ戦国大合戦」をやっと見た。

この映画、2002年公開で数々の賞を受賞した傑作であり、何を今更、という感じではあるが、アマゾンのレビューでもこんなにほめちぎっていいの?というくらいに書かれていて常々見たいと思っていたのだ。

今、公開中の映画「BALLAD」として実写でリメイクされているし、何よりも気になったのは合戦シーンの時代考証がすごく正確だと言われている点。これは日本史ゲーマーとして抑えるしかないでしょ、という訳でDVDをゲット。原作者の臼井さんの追悼の意味も込めて観させて頂きました。いやー感動してしまいました。

 作品そのものの素晴らしさについてはあちこちで書かれてるいるので敢えて書かないが、合戦の描写は今まで見た映画やテレビのどれよりもリアリティがある。何よりもちゃんと、きっちりと合戦が描かれていて凄く納得感がある。

 野戦のシーンだと、まず竹束を並べた玉除けを盾に鉄砲隊が前進。合間を弓隊が射撃しつつ、投石隊がつぶてを放つ。 接近すると槍隊が長柄を打ち下ろして戦う、とにかく合戦ってこういう風に進んでいくのだな、と納得させる出来の良さなのだ。

 更に細かい事だけど天正二年(西暦1574年)の設定なので、城は石垣はまだなく土塁だし、建物も瓦葺きではない。また田んぼの畦道が区画整理されてなく、如何にも当時の風景を思わせる。こんな細かい所にもきっちり時代考証が活かされている。普通だったら城っていったら石垣だし、櫓は姫路城みたいな瓦葺き漆喰壁に描かれてしまいそうなものだが、ちゃんと時代に合わせてある。

 この映像を基準としてイメージしておくと「武田騎馬軍団は実在した!」とか「織田鉄砲隊三段打ち!」といった長篠合戦の大命題が、すごく些細な事柄に思えてしまう。きっと武田はこれより少し馬が多かったんじゃないの?とか、信長は鉄砲がこれより少し多かったんだろうね!といった「程度の問題」に感じられてしまうくらいのリアリティ。

 ストーリー上、野戦、籠城戦、夜襲の3通りが描かれていて、それぞれとっても参考になる。籠城すると攻め手はまず周辺の田んぼを刈り取ってしまうシーンがあってすごくリアル。さらに焙烙火矢まで出てくるし、戦国ゲームをやるのにはとっても参考になった。GMTのサムライとか乱とか引っ張りだしたくなった。

クレヨンしんちゃんと言うことで、ゲーマーは余り見ない分野かも知れないが、日本史ゲーマーなら騙されたと思って見てください。とっても参考になりますよ。

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