今週末も「壬申の乱」のソロプレイ。
名古屋単身赴任で週末だけ東京の自宅に戻ってきているので、時間が限られてなかなかフルでプレイできないのが悩ましい。
今日もこれから夜の新幹線に乗って名古屋に戻る予定。机の上にマップ広げておけないので、今日も4ターンやったところで片付け。
そろそろVASSELの導入を考えないと。あれってどうも苦手意識があるのと、10年近く前のオンボロパソコンだと上手く動作しない事もあり、手を出しずらくて。
今週は随分とまともな展開になりました。
1ターンに大伴吹負隊が倭京を落とし大和盆地を制圧。
要所要所の街道に部隊を送り込んで一旦睨み合いになった状態。
難波では増援部隊を整えて倭京奪還にこれからというところ。
この後、パラパラと全国から徴兵部隊が参集してきてジリジリと攻防が行われるはずだったのですが残念。写真は第2ターン終了時の大和盆地周辺です。侵入路の沢山ある盆地って、どうしても守りにくいですね。
前回、ソロプレイなのにまともなゲーム展開にならなかったように、本来ソロなら技量が全く同じプレイヤー同士で対戦する訳ですから、ルールを間違ってたとか、元々バランスの悪いゲームだったとかでない限り、それなりの展開が期待できそうなものですが、意外とそうはいかないですね。
実は対人戦と違ってソロプレイでは、自分自身の中で暗黙の了解を無意識にしている場合が多いからではないかと思ってます。
ソロプレイですと、敵の裏をかく作戦というのが(当たり前ですが)不可能です。
まず一つ目の弊害は、そのターンのプレイヤーの役割を先に無意識に決定してしまう。つまり、ターンによって主導する側と対応する側を頭の中で無意識に決定してしまっているような気がします。
プレイヤーフェイズが入れ替わるたびに、即座に意識を切り替える事ができればいいのですが、なかなかうまくいかない。
もう一つ、ソロプレイ中に気になるのは、常に合理的な行動を心がけようとしてしまう事。なるべく最適解を求めようとして、最も合理的な行動を行おうとしてしまうことです。
つまり、敵の思惑が解ってしまっているので、選択を迫られた際に自分として狙った選択ではなく、盤上の今の状況から導かれる(と思われる)最も合理的な方法を選択してしまいがちになるという問題です。
それぞれの局地(ミクロ)の視点では問題ないのですが、マクロで見ると全体の展開との間に不一致が生じてしまいます。
局所局所での展開はそれなりに合理的に判断できるのに、全体としてみるとまるで不合理な作戦になってしまう。
経済学でいう「合成の誤謬」というやつですね。それぞれ個別の視点では合理的な行動ですが、全体としてみると全く違う結果になってしまう。
ソロプレイの際に、こうしたジレンマに陥った場合、史実ではどうだったかを参考にして選択することで不自然さを回避してしまう事があります。
ただこれやってしまうと、史実以上になりようがないんですね。当然。
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